大阪取、23年に短期金利先物上場
2022.10.05 18:48大阪取引所は短期金利先物を上場する。日本円LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の停止で、代替金利指標として採用された日本銀行が公表する「TONA(無担保コール翌日物金利)」を対象とし、2023年5月29日から取引を開始する予定。国内の短期金利先物市場は低金利環境を背景に流動性は乏しいが、将来的な日本の金融政策の変更局面を見据え、取引機会を提供したい考え。
すでに国債先物・オプションを取り扱う大阪取は「TONA3か月金利先物」を上場させることで、短期から長期までの金利系商品のラインアップを整備。市場参加者はワンストップで取引が可能になる。大阪取は10月5日同先物の上場に関して、パブリックコメントの募集を開始。締め切りは11月4日まで。短期金利先物の上場後、TONA1か月金利先物など商品の拡充も検討していく方針だ。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%