日銀名古屋支店、総括判断は据え置き 10月の金融経済動向
2022.10.05 17:57
日本銀行名古屋支店は10月5日、10月の金融経済動向について発表した。総括判断は「持ち直しの動きが一服している」とし、前回判断を据え置いた。同様の判断は8カ月連続。生産、輸出はともに、前回と同じく「足踏み状態」とした。また、雇用・所得は「緩やかに改善している」、住宅投資は「弱い動きとなっている」とともに据え置いた。
中島健至支店長は会見で、「生産活動は一進一退の状況で伸ばせない一方、個人消費は持ち直してきている。製造業と非製造業はコントラストとなっている」と述べた。また設備投資については「(原材料高などで)企業収益は増収減益といったところもあるが、環境対応など前向きな動きが見られる」とした。
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