東北地区地域銀、内定式を開催
2022.10.03 20:49
東北地区地域銀行の2023年4月入行予定者の内定式が10月3日、各地で開催された。
山形銀行は、内定者44人を迎え、3年ぶりとなる対面式での内定式を行った。佐藤英司専務が、内定者を代表して登壇した龍智也さんと樋渡さとみさんに内定通知書を手渡した。佐藤専務はあいさつで「地域と銀行が持続的に成長していくためには、新しいビジネスモデルの構築が必須の課題。これが、当行が(2021年度からの長期経営計画に掲げる)金融産業参加型ハイブリッドカンパニーを目指し、挑戦する理由」と述べた。内定者の佐藤晴香さん(21)は報道各社の取材に「山形に帰って地元に貢献したいという気持ちを再確認できた。山形には知られていない魅力があるはずなので、それを引き出して地域の方々に貢献できる行員になりたい」と答えた。

七十七銀行は、採用活動は現在も継続しているが、現段階の内定者61人が参加。人事担当役員の五十嵐信専務が「政治、経済、社会など幅広い知識を身につけて、色々なことにチャレンジしてほしい。目標を持ち、それを達成することで人は成長する。また、社会人としての心構えをしっかりしてほしい」と訓示した。内定者の伊藤光汰さん(22)は「社会人になる責任を改めて感じた。OB訪問で地方銀行の仕事ぶりを聞き、就職したいと思った」と語った。

仙台銀行は内定者20人が出席した。鈴木隆頭取は訓示の中で「銀行の最も大事な商品は人である」と強調した。また、同行が目指す「人で勝負する銀行」の具体的な取り組みについて、頭取自ら解説した。内定者の遠藤大晟さん(22)は「人で勝負する銀行の一員となる実感が湧いた。事業を営む父が仙台銀行のお世話になっており、銀行への就職を決めた」と話した。