三井住友THD、社員インセンティブ導入 人的資本への投資強化

2022.09.30 19:35
人材育成
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三井住友トラスト・ホールディングス(THD)は9月30日、経営目標の実現に貢献した三井住友信託銀行の社員に自社株式を付与する「社員向けインセンティブプラン(RS信託)」を導入すると発表した。人的資本への投資を強化する。


株式報酬で報いることで、社員と会社のベクトルを合致させオーナーシップを強化。株式保有によって短期的な結果に捉われない中長期的成長への意識醸成を進める。


同行はパーパス「信託の力で新たな価値を創造し、お客さまや社会の豊かな未来に花開かせる」を掲げる。この実現に向け、「高い専門性とスキルや社員エンゲージメントの維持向上を図る」(井谷太執行役専務)一環として導入する。


RS信託の仕組みは、制定した株式交付規則に基づきポイントを付与。要件を満たした社員にはポイントに応じて株式を交付する。交付した株式は退職日まで譲渡制限を付ける。信託開始日は10月11日、信託金額16億7000万円(上限)、取得株式総数32万4000株。

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