高知銀、小学生に動画制作支援 高知工科大と連携で
2022.09.15 12:35
「子供たちに地元の魅力を知ってもらいたい」――。高知銀行は高知工科大学(香美市)と協働で、影野小学校(四万十町)の児童を対象にした「将来の動画クリエイター発掘プロジェクト」を実施。参加した5、6年生6人に約3カ月間、総合学習の課題として地域の魅力の発掘と動画制作支援を行った。
同プロジェクトは地域経済の活性化や人材育成、大学発ベンチャーの支援などを目的として2015年、高知工科大学と結んだ連携協力協定を活用。同大学が実施する地域課題の解決を目指す「コミュニティサービスラーニングプログラム」を通じ、小学生の動画制作を支援するなかで、地域の魅力を掘り起こし、発信できる人材を育成することが狙いだ。
協働でプロジェクトを実施するのは協定締結後初。同大学が以前から実施していたプロジェクトを、同行のネットワークを生かして新たに共同で実現させた。
9月14日、教員や学生らが見守るなか、動画制作発表会が同校体育館で開かれた。地域連携ビジネスサポート部は「これを機に過疎化や高齢化が進む地域を対象に、地域の課題解決を目指し活動を広げていきたい」と意気込んだ。