日銀静岡支店、景気判断を据え置き 県内の金融経済動向

2022.09.13 17:51
景気
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会見する小泉支店長(9月13日、日銀静岡支店)
会見する小泉支店長(9月13日、日銀静岡支店)

日本銀行静岡支店は9月13日、「静岡県金融経済の動向」を発表した。県内景気は、新型コロナや供給制約の影響を受けつつも「基調としては持ち直している」と判断を据え置いた。


生産は「供給制約の影響を残しつつも、幾分持ち直している」と1月以来、8カ月ぶりに上方修正。個別項目では自動車・自動車部品、電気・生産用・業務用機械、化学などの分野で判断を引き上げた。化学は、外出機会の増加により、化粧品販売が好調なことから2020年9月以来、24カ月ぶりの上方修正となった。


個人消費は「感染者数が高水準で推移するなかでも、持ち直している」と据え置いた。国からの行動制限がないため、百貨店や旅行・レジャー、外食など幅広い分野で客足が戻っている。小泉達哉支店長は「景気判断としては半歩前進。今後は、気候変動や地政学的リスクなどにも注視し、サプライチェーンの動向を追っていく」と話した。

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