ローソン銀、緊急情報を一元化 ATM保全管理に
2022.09.11 04:50ローソン銀行は9月、金融業界で初めてソニーマーケティングの人工知能(AI)リアルタイム危機管理サービス「Spectee Pro(スぺクティ プロ)」を導入した。全国に広がるATMの保全管理に活用している。
「スぺクティ プロ」は災害や大きな事故など、全国の防災・緊急情報を収集し、可視化するサービス。SNSの投稿や気象データ、道路や河川のカメラなどから情報を集め、「どこで何が起きているか」をリアルタイムで配信する機能がある。
SNS情報はAIによる解析や24時間体制で専門チームによる確認を行い、〝デマ・フェイク情報〟を排除する。
ローソン銀はこれまでもメディアなどから危機管理情報を収集していたが、災害発生時に状況把握するまでの時間に課題があった。同サービスの活用で情報収集のスピードと質の向上を図る。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%