日銀名古屋支店、総括の据え置き続く 9月の金融経済動向

2022.09.09 17:47
景気
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会見に臨む中島支店長(9月9日、日銀名古屋支店)
会見に臨む中島支店長(9月9日、日銀名古屋支店)

日本銀行名古屋支店は9月9日、9月の金融経済動向を発表した。総括判断は「持ち直しの動きが一服している」とし、前回判断を据え置いた。同様の判断は7カ月連続。生産と輸出はともに、前回と同じく「足踏み状態」とした。雇用・所得は「緩やかに改善している」と判断を引き上げた一方、住宅投資は「弱い動きとなっている」と引き下げた。


中島健至支店長は、東海地区の景況が改善する重要なポイントとして「半導体の供給制約」解消を挙げた。「上海のロックダウン解除により改善した部分はあるが、計画的な生産が難しい状況が続いている」とし、今後も特に注視する考えを示した。

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