東京海上日動、高齢者安全運転へ実証実験 ドラレコ画像など提供
2022.09.07 04:47
東京海上日動火災保険は9月6日、トヨタ・モビリティ基金やデンソー、東京大学らとともに愛知県豊田市で高齢者の安全運転支援を目的とした実証実験を行うと発表した。
想定参加者は同市在住で60歳以上の3000人程度。ドライブレコーダーを装着し、取得した運転データを人工知能(AI)が解析、診断結果を基に参加者へアドバイスする。
実験期間は2022年10月から24年4月まで。参加者1人当たり4カ月間、5.5時間分の運転データを記録。ドラレコから得られた画像をデンソーが開発するAI映像解析技術などにかけて診断する。
AIの解析結果をより精緻化するため、東京海上日動はドラレコとともにGPSデータなどを提供、画像データと照合させる。
実験は豊田市が交通死亡事故ゼロを目指す官民連携事業の一環として実施する。