プロクレアHD、統合後初の全社挙げた行事 クリーン大作戦に1800人
2022.09.03 13:35プロクレアホールディングス(HD)は9月3日、傘下の青森銀行とみちのく銀行および両行グループの関連会社の役職員による「全社クリーン大作戦」を青森県内を中心とする8地区で行った。2022年4月に両行による共同持ち株会社を設立し、経営統合してから初めての全社挙げての行事。行員らの家族を含め8地区で1800人が参加した。
「小さな親切」運動青森県本部(本部長=成田晋・青森銀行頭取)が実施している春のクリーン大作戦の趣旨に賛同し開催。2行は25年1月に合併予定で、清掃ボランティア活動を一緒に行うことにより両行行員の融和を図る機会とした。
青森市では、青森県観光物産館「アスパム」横の青い森公園に800人が集合。8時から開会セレモニーが行われ、まず22年4月に入行した青森銀の津内口夕奈さんとみちのく銀の山内皓太さんが、成田晋社長(青森銀頭取)と藤澤貴之副社長(みちのく銀頭取)に開会宣言。続いて成田社長が開会の挨拶を行った。
成田社長は、「(プロクレアHDが)4月に発足して5か月が過ぎ、経営統合の良さを地域の皆さんにご理解、実感していただく大切な時期に入る。プロクレアHDとして地域のためにこんなこともできるんだ、こういう応援もできるんだというところを、地域の皆さまにご理解いただけるよう行動していかなければならない。今まで歴史も文化も風土も違う2行だから、こういう機会を利用してお互いを理解し合いながら25年1月のワンバンクに向けて頑張っていきたい」と述べた。
その後、参加者は10コースに分かれて市内のクリーン大作戦を決行。成田社長と藤澤副社長は、青い海公園から青森駅前を通り、再び公園に戻るコースを歩き、率先してゴミを拾った。
報道各社の取材に対し、成田社長は「これから従業員同士の融和が非常に大切になる。それに向けて非常に良い一歩を踏み出せたと感じている」、藤澤副社長は「プロクレアとしてみんなで一緒に取り組む活動は初めて。一つの目標に向かってやっていくんだと、みんなが感じてくれたら良いと思う」と話した。
なお、今回クリーン大作戦を実施したのは青森市のほか、弘前、八戸、十和田、三沢、むつ、五所川原、函館各地区。