武蔵野銀、電子契約サービス導入 事業性融資もウェブ完結
2022.08.30 19:19武蔵野銀行は8月30日、「むさしの電子契約サービス」を一部店舗で開始したと発表した。インターネットの電子契約書に署名することで、事業性融資などの契約が完了する。
同サービスは“電子契約”と“当座貸越借入請求”の二つのサービスから成る。電子契約は事業性融資と住宅ローンをウェブで完結するもの。書面契約書への記入・押印の代わりとして導入、ペーパーレス化を促進し顧客の利便性向上や手続きを迅速化する。契約書への収入印紙が不要で、手数料は1000万円超が1万1000円、1000万円以下が5500円で500万円以下は無料。パソコンやタブレット、スマートフォンから契約書を確認・印刷できる。
当座貸越借入請求サービスは当座貸越契約の申し込み手続きや借り入れ、取引状況の確認がウェブ上でできる。手数料は無料。
電子契約サービスは契約時に、同行行員が契約書を作成してアップロード。顧客は同サービスにログインし電子署名を付与。その後、書面付与済の契約書を確認して契約が完了する。ログイン時は専用IDとパスワードが必要で契約書を安全に管理できる。
先行導入した店舗は事業性融資と当座貸越借入請求サービスが春日部、東京、渋谷、池袋の4支店。住宅ローンが大宮西口住宅ローンセンター。22年度内に全営業店・住宅ローンセンターに展開する予定。