埼玉県信金、 “コミュニティ”で起業・創業支援
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埼玉県信用金庫(埼玉県、池田啓一理事長)は、一定地域の起業・創業者を中心に事業者間をつなぐ「エリアコミュニティ」の形成でまちの賑わい創出を支援している。7月~10月に5回、埼玉県北部4地域や栃木県宇都宮市などで起業・創業セミナーを開催。座学に加え、地域プレイヤーの拠点見学、街歩きなどを実施している。
8月21日には本庄会場(旧本庄商業銀行煉瓦倉庫)で開催。起業・創業検討する約20人のほか、池田理事長や同信金幹部も参加した。
創業・ベンチャー支援センター埼玉の森尚子アドバイザーが、事業立ち上げのコツをレクチャー。その後、一行は周辺の起業・創業者の拠点などを巡った。
街歩きで特に注目を集めたのが、築100年の元料亭を自作改装し、2021年11月に開店した「本庄デパートメント WORK+PARLOR」。カフェ、コワーキングスペース、ボックスショップの3事業が柱。代表は、建築家兼デザイナーの榎本千賀耶さんと群馬県内の市役所出身の早川純氏で共に市外から移住。拠点を通じてビジネスパートナーなど地域の人が集う場を目指す。
池田理事長は「エリアコミュニティを通じた起業・創業で中心市街地が活性化すれば、さらなる起業・創業につながる。そうした事業者を資金面でも支援していきたい」という。