東京海上日動、糖尿病治療支援保険を発売 合併症に一時金100万円
2022.08.06 04:30
東京海上日動火災保険は、2023年度に糖尿病の治療に加えて合併症を発症した場合に一時金100万円を支払う保険を発売する。企業などを契約者とする団体保険で、従業員や構成員が任意で加入。糖尿病予備軍や糖尿病患者も加入でき、重症化予防や日々の健康管理をサポートする付帯サービスを提供する。
通常の医療保険でも糖尿病の治療費などを補償するが、罹患(りかん)に伴い発症した視力障害や腎症への備えには、別途費用が必要だった。これに対する一時金支払いは保険界初となる。
糖尿病の罹患リスクを抑えるため、毎日の食事や運動の記録から生活習慣の改善を提案するウェブアプリを提供。症状の評価基準であるHbA1c値が悪化した場合は、常時血糖値を測定するウエアラブル端末を配布。専門の医療職が個々人の状態に合わせた予防プログラムを提示する。
当初は特定団体向けに販売し、23年度から順次販売先を拡大する。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%