北洋銀、後払い決済の導入サポート 取引先に外部サービス紹介
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北洋銀行は、後払い決済サービスを手掛ける「ネットプロテクションズ」(東京都、NP)社と提携。8月8日から、NP社の後払い決済サービスを自行の法人顧客などに紹介し、導入を提案していく。
電子商取引やインターネット通信販売の広がりも背景に、請求業務のキャッシュレス化や簡便かつ多様な決済手段の確保で売上拡大を目指す事業者をサポートする。
消費者が商品やサービスの提供を受けた後に代金を支払う方式は「BNPL(Buy Now Pay Later)」と称される。支払い前に商品・サービスを確認できる安心感、クレジットカードが不要で情報の漏えいリスクが少ない――などの利点から、欧米やアジア各国でもサービスの提供・利用が拡大している。
NP社の「NP後払い」サービスは、ネット通販企業など7万社以上が導入。購入者は、商品を受け取ってから、届いた請求書を使ってコンビニや銀行で支払う。利用額上限は累計残高で5万5000円(税込)。北洋銀営業店の企業担当者らが提案にあたり、取引先企業のDXの後押しにもつなげる考え。
このほか、企業間取引や顧客を訪問してサービス提供する事業者向け、スマートフォン端末上での利用など、各種後払い決済サービスの事業者への紹介でも連携。導入企業は、与信や請求作業を任せることで、代金未回収リスクがなくなり、業務効率化につながる。