SMBC日興証券、22年4~6月期36億円赤字 相場操縦が影響

2022.07.28 20:41
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SMBC日興証券が7月28日に発表した2022年4~6月期の純損益は、36億4300万円の赤字(前年同期147億円の黒字)だった。地政学リスクの長期化など不安定な市場環境や同社の相場操縦事案が響いた。三井住友フィナンシャルグループ傘下となった2009年以降、四半期での赤字幅は過去最大となった。


同日のオンライン会見で牛島真丞常務執行役員は、相場操縦事案によって純営業収益で推定100億円程度の影響があったと説明。同社は22年3月期についても同規模の影響が出たとしている。


市場環境については、欧米の金利上昇や景気減速懸念、ロシア・ウクライナ情勢を巡る地政学リスクの長期化などが顧客の投資マインド低下につながったほか、低調な発行市場も全体的に影響した。

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