北央信組、アイヌ映画製作に寄付 企業版ふるさと納税活用

2022.07.26 18:11
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渡辺理事長(左から2人目と)目録を受け取った松岡町長(左から3人目)(7月25日、東川町役場)(北央信組提供)

北央信用組合(北海道、渡辺欣也理事長)は7月25日、北海道東川町制作で2023年秋公開予定の映画「カムイのうた」の制作費用を寄付した。企業版ふるさと納税「地方創生応援税制」を活用。同信組と東川町は16年5月に地方創生に関する連携協定を締結するなど関係を深めてきた経緯があり、その縁で寄付に至った。


カムイのうた」は、文字を持たない先住文化のアイヌ文化を初めて言語化した知里幸恵(ちり・ゆきえ)さんがモデル。知里さんは1903年北海道登別市生まれ。19歳で亡くなるまでにアイヌの物語を文字化した「アイヌ神謡集」をまとめた。「カムイ」とは、アイヌ語で神格を有する高位の霊的存在を指す。


映画では、アイヌの人々の信仰の山とされる大雪山とアイヌ文化についても広く描写される。同信組は「映画を通じて北海道全体のPRになれば」(地域支援部)としている。


寄付金贈呈式は7月25日、東川町役場で実施。渡辺理事長から東川町の松岡市郎町長に目録が手渡された。寄付金額は非公表。

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