鹿児島相互信金、商工中金と連携し商談会 15社が売り込み
2022.07.21 18:34
鹿児島相互信用金庫(鹿児島県、永倉悦雄理事長)は7月21日、商工組合中央金庫と共同で商談会を開いた。取引先の販路拡大を後押しする狙いで、焼酎や麹などを扱う取引先15社が参加した。
バイヤーとして招いたのはサンクゼール(本社=長野県)で、参加事業者は自社商品の特徴を説明した。焼酎やみりんのもととなる種麹を作る事業者は、無加糖での甘さや無殺菌製法をアピールしていた。鰹節を生産する事業者は「商談だけでなく、自社商品に対するアドバイスをもらえた」と話した。
参加事業者は商品の特徴や価格を記載した資料を事前に提示し、バイヤーが関心の高い企業に絞り込んだ。商工中金の本部担当者は「最初から詳細な商談ができる」と利点を強調する。参加企業には「成約に至らなくとも、販路を開拓するきっかけにしてほしい」と話した。