秋田県2信金、商工中金と事業再生で連携 DESやDDSで財務強化
2022.07.08 13:54秋田県の秋田信用金庫(菅原浩理事長)と羽後信用金庫(池田秀理事長)は7月7日、商工組合中央金庫と「事業再生・経営改善支援に関する業務協力契約」を締結した。
信金と商工中金のノウハウを駆使し、取引先中小企業の経営改善計画や事業再生計画の策定をサポート。新型コロナウイルスなどの影響で過剰債務に苦しむ事業者に対しては、借入金の一部を株式に切り換えるDES(デット・エクイティ・スワップ)、既存の借入金を劣後ローンとして借り換えるDDS(デット・デット・スワップ)なども活用する。秋田信金は「資本性ローンで取引先の財務基盤を支えながら、新たな資金を供給することで、新事業への挑戦などを後押ししたい」と語った。