日銀名古屋支店、総括判断5カ月据え置き 7月の金融経済動向
2022.07.07 17:45
日本銀行名古屋支店は7月7日、7月の金融経済動向について発表した。総括判断は「持ち直しの動きが一服している」と5カ月連続で据え置いた。生産、輸出とも「足踏み状態」と前回と同様の判断に。また、貸出は「概ね前年並み」から「前年を上回っている」と変更した。
中島健至支店長は会見で、景気判断を左右するポイントとして「供給制約の影響」「コロナ感染症」「物価動向」「海外情勢」をあげた。特に供給制約については輸送機械を中心に「需要は強いことから、緩和すれば生産回復が見込まれる。期待を込めて注視したい」と強調した。