日銀静岡支店、全産業のDIが1ポイント悪化 6月短観

2022.07.01 21:41
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短観を説明する小泉支店長(7月1日、日銀静岡支店)
短観を説明する小泉支店長(7月1日、日銀静岡支店)

日本銀行静岡支店が7月1日に公表した静岡県の6月短観(全国企業短期経済観測調査)は、全産業の業況判断DIが前回調査(3月)から1ポイント悪化し、マイナス6となった。


製造業全体では7ポイント悪化のマイナス12。ただ、紙・パルプは前回比プラス37ポイントと大幅に改善した。原材料価格を販売価格に転嫁する動きが加速したため。非製造業はプラス5ポイントのゼロに。個別項目では不動産が29ポイント改善。新築住宅価格が上昇する一方で、中古住宅の販売が好調だった。


また、全産業の2023年度の新卒採用計画は、前年度比プラス14・1%。小泉達哉支店長は「県内では幅広い業種、規模の企業が設備投資と雇用に前向き。静岡県経済にとって良い兆候だ」と話した。

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