6月の北陸短観 全産業DI2期ぶり改善 日銀金沢支店
2022.07.01 17:40
日本銀行金沢支店は7月1日、6月の北陸短観を発表した。全産業の業況判断DIは前回調査(3月)の「マイナス7」から3ポイント改善し、「マイナス4」となった。11期連続のマイナスとなったが、2021年12月以来2期ぶりに前回調査から改善した。
製造業は横ばいの「ゼロ」。食料品や木材・木製品などが改善したが、鉄鋼や電気機械が自動車向け受注の減少や原材料価格の上昇などにより生産コストが上昇した。
非製造業は「マイナス7」となり、2期ぶりに改善。不動産、対個人サービス、宿泊・飲食サービスの需要が増加。電気、ガスはエネルギー価格の上昇に伴う収益の悪化によりマイナス幅が大きくなった。
吉濱久悦支店長は先行きについて「原材料や燃料費の高騰、国際情勢など、引き続き下振れのリスクに注意していかなければならない」と語った。
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