地域の課題解決に貢献 成田・関東財務局長が抱負
2022.06.30 19:53.jpg)
6月28日付で就任した関東財務局の成田耕二局長が6月30日、会見し、「地域の声に耳を傾け、課題解決に貢献し、希望ある社会を次世代に引き継いでいきたい」と抱負を語った。
管内の経済情勢については、「コロナ関連は、少しずつ回復しているが、資源エネルギー価格の高騰や円安などによる企業収益、物価高による個人消費への影響などをしっかり把握していきたい」とした。ウクライナ情勢や今後のコロナの動向など「不確定要素がある」とも指摘した。
管内の地域金融機関は、「体力もあり、経営は安定している」としたうえで、「貸し出しだけでなく、企業が成長するようなプラスαの付加価値がつく取り組みを期待したい」と述べた。世界的な金利上昇のなかで、金融機関が保有する外債について、「3月末で含み損を計上している事例もあるが、まだ、残っているところもある。今後も金利上昇が考えられるだけに(金融機関に対して)、運用方針やリスク管理などをしっかりと聞いていきたい」と言及した。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%