地域の課題解決に貢献 成田・関東財務局長が抱負
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6月28日付で就任した関東財務局の成田耕二局長が6月30日、会見し、「地域の声に耳を傾け、課題解決に貢献し、希望ある社会を次世代に引き継いでいきたい」と抱負を語った。
管内の経済情勢については、「コロナ関連は、少しずつ回復しているが、資源エネルギー価格の高騰や円安などによる企業収益、物価高による個人消費への影響などをしっかり把握していきたい」とした。ウクライナ情勢や今後のコロナの動向など「不確定要素がある」とも指摘した。
管内の地域金融機関は、「体力もあり、経営は安定している」としたうえで、「貸し出しだけでなく、企業が成長するようなプラスαの付加価値がつく取り組みを期待したい」と述べた。世界的な金利上昇のなかで、金融機関が保有する外債について、「3月末で含み損を計上している事例もあるが、まだ、残っているところもある。今後も金利上昇が考えられるだけに(金融機関に対して)、運用方針やリスク管理などをしっかりと聞いていきたい」と言及した。
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