九州・沖縄の景気 「緩やかに持ち直し」 日銀福岡
2022.06.21 19:31日本銀行福岡支店は6月21日、「九州・沖縄の金融経済概況(2022年6月)」を発表した。景気は「緩やかに持ち直している」と前月判断を据え置いた。
個人消費は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が小さくなり、緩やかに持ち直している。公共投資は高水準で推移。設備投資は全体として増加。住宅投資は持ち直している。一方、輸出と生産は、部品などの供給制約、原材料価格などの上昇もあり、持ち直しの動きが一服している。
冨田淳・前支店長(6月20日付、総務人事局)は、景気の今後の見通しについて「生産商品の物価動向、供給制約が生産に及ぼす影響、原材料や為替相場によるコスト高など企業収益に及ぼす影響について丹念に見ていきたい」と語った。
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