かんぽ生命、2つの新規業務届け出 契約更新制度も
2022.06.16 19:20
かんぽ生命保険は6月16日、金融庁と総務省に2つの新規業務を届け出た。2022年10月以降に、「契約更新制度」の導入と普通定期保険の保険金の削減支払条項を廃止する予定。
導入する「契約更新制度」は、加入する保険が満期を迎える際、健康状態の告知なしで同様の保障を継続できる仕組み。対象は、普通定期保険や普通定期保険(R04)、普通養老保険(短期払い含む)、特別養老保険と付随する全ての特約。これらの保険に契約更新の特則を新たに設ける。満期を迎える顧客の意向を事前に確認し、更新の申し出があれば、告知なしで同様の保障を継続できるようにする予定。医療保障のアップデートを図れるメリットもあるという。
他方、死亡保障の充実を図るため、普通定期保険の保険金の削減支払条項を廃止。契約日から満期まで一定の死亡保険金を支払う形に改める。従来は、被保険者が亡くなった場合、契約日からの経過期間に応じて、保険金の支払い割合が変わる仕組みとなっていた。10月以降の新規契約者が対象となり、既契約者は対象外となる見込み。