たちばな信金、SDGsの情報発信を企画
2022.06.15 20:10
たちばな信用金庫(長崎県、塚元哲也理事長)は6月15日、諫早市内のホテルで東京海上日動火災保険と連携し、SDGs(持続可能な開発目標)・地方創生の情報発信企画を開催した。
SDGsセミナーとSDGsカードゲーム体験会の二部構成で、セミナーには56人が参加。長崎大学経済学部の山口純哉准教授が、「地域企業・経済のSDGsはじめの一歩」をテーマに講演した。専門分野である地域経済学や地域振興の観点で、「SDGsの目指す社会を同感・共感を源泉とする社会性」とした。
具体的な事例として、愛媛県今治市のオーガニックコットンを利用したタオルを取り扱う「IKEUCHI ORGANIC」や障がい者がデザイナーを務める長崎県佐世保市の「and.basic」などが取り組む事例を挙げながら、企業がSDGs達成に取り組むべき理由などを説明した。
第2部の「笑って学ぶ!ゲームで体感!SDGsカードゲーム体験会『SDGs de地方創生』」では、冒頭30分間、東京海上日動の担当者がSDGsについて改めて説明。その後、同信金職員を含めて二人1組のペアとなった参加者36人がワークショップ形式で持続可能なまちづくりを体験。今後12年間でどうなるかをシミュレーションするもので、一人一人が行政や民間などの役割を持つ事業者としてまちづくりに向けたプロジェクトを考えた。
参加者はカードゲームで得た感覚、振り返りと講義によって、SDGsの基本的な知識や持続可能なまちづくりの実現に向けた具体的な行動スキルや考え方を学んだ。