埼玉県信金、サクシードと提携　承継・M＆A支援で

埼玉県信用金庫（埼玉県、池田啓一理事長）は6月17日、経営コンサルティングのサクシード（栃木県宇都宮市）と業務提携する。事業承継・M＆A（合併・買収）の悩みや課題を抱える取引先企業向けに、同社のウェブメディアプラットフォーム「ツグナラ」を紹介して解決につなげる。

同社と提携を結ぶ金融機関は、7機関目。埼玉県内に本店を置く金融機関としては初めて。

ツグナラは財務内容や地域貢献度など一定基準を満たした買い手企業を掲載。売り手企業は自社の情報を外部に出さずに買い手企業を探せる。栃木や沖縄など地域に特化して展開しており、6月8日に東京と埼玉でもサービスを開始した。埼玉県信金は、地元企業間でのマッチングを中心に、取引先の買い手・売り手企業にツグナラを紹介する。

サクシード社は、首都圏でのサービス開始で「買い手企業が殺到している」（水沼啓幸社長）という。今後、福岡、大阪、愛知など全国展開する準備を進めている。