新生銀、サステナ目標設定 30年度末までに5兆円

2022.06.16 04:41
脱炭素
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新生銀行はグループとしてのサステナビリティ目標を決定し、6月15日に公表した。ファイナンス組成は2030年度末までに累計5兆円を目指す。投融資先ポートフォリオは50年度末までに、同グループとしての排出量では30年度末までに、それぞれネットゼロを目標に掲げた。


サステナブルファイナンス組成は、同行の再生可能エネルギーやヘルスケア分野への投融資の強みを向上させて取り組む。また、地域金融機関との連携を進めて地方創生に貢献するほか、温室効果ガス排出セクターのトランジション推進を支援する。


ポートフォリオのネットゼロは、投融資先の温室効果ガス排出量を把握し削減に取り組む。特に石炭火力発電向けプロジェクトファイナンスの融資残高は、40年度末までにゼロにする方針だ。


自社グループの使用エネルギーを再生エネルギーへシフトし、非化石証書購入やコーポレートPPA(自然エネルギー電力長期購入契約)などのオフセット策を導入し、排出量をネットゼロとする。


このほか、人権尊重・人材価値向上分野の目標としては、グループ女性管理職比率22年3月時点の19%を30年までに30%以上にする。


サステナビリティに取り組むにあたり、取締役会監督体制と経営執行体制のガバナンスを充実させる。評価に反映させる制度構築や、自社とステークホルダーのサステナビリティに関するリスクを把握・管理する体制の構築に努めていく。

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