住信SBIネット銀、高島屋ネオバンク開始 金融・積立をアプリで
2022.06.08 20:50住信SBIネット銀行は6月8日、大手百貨店・高島屋専用の支店を設置し「高島屋ネオバンク」サービスを開始した。同社の顧客を対象に、銀行取引と買い物の利便性を高める機能を一緒に提供する。
スマートフォンを使って「高島屋ネオバンク」アプリから口座を開設した顧客に、預金や決済、融資の金融機能を提供する。百貨店サービスでは、毎月一定額を12カ月積み立てると1カ月分をボーナス追加する「タカシマヤ友の会」を「高島屋のスゴイ積立」として利用できるようにした。入会や積み立て、積立金の利用はアプリで完結できる。同行は高島屋の利用顧客との取引拡大を見込む。
高島屋は、これまで友の会の入会や積立金の入金を店頭で行っていたが、「アプリからの入会や入金を可能にすることで、デジタルに親しみ深い次世代のお客さまの取り込みを目指す」考え。アプリを通じて住宅ローンなどの取引に拡大すれば、「お客さまと中長期的な関係を築くことが期待できる」という。
将来的にはアプリに「買い物の利便性を高める銀行サービスを追加することも検討」(同行)する。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金中央金庫、栃木信金に資本支援 資本注入ルールを改定