GMOあおぞらネット銀、AIオペレーター実験開始 年1万5000時間削減めざす
2022.05.31 19:53GMOあおぞらネット銀行は6月1日から、ほけんのぜんぶ社とAI(人工知能)オペレーターを活用した実証実験を開始する。8月31日まで3カ月間実施し、本格導入の可否を検討する。導入した場合、カスタマーセンターでの作業量で換算すると年間1万5000時間の削減が見込まれる。
同社が提供するAIオペレーター「zenb(ゼンブ)」を、同行のサイトで実験的に導入する。実験では顧客から、①手数料②ログインID・パスワード③取引パスワード④口座開設申込時に必要な書類⑤提携ATM⑥預金保険制度の六つの項目について問い合わせを受け付ける。効果や精度を検証し、基準を満たせば同行とほけんのぜんぶ社で本格的に導入する。
本格導入に踏み切れば、将来的には個人情報に関する問い合わせにはこれまで通り人が応対し、そのほかの一般的な問い合わせには「zenb」での対応を目指す。会話実績や対応件数を積み上げることで、対応可能な問い合わせの幅を広げ、精度を高めていく。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に