東京海上日動、水災で一律10万円支払い 火災保険に新特約
2022.05.31 04:21
東京海上日動火災保険は5月30日、水災害を被った際に当座の生活資金として一律10万円を早期に支払う、「水災初期費用補償特約」の販売を開始すると発表した。特約は火災保険の「トータルアシスト住まいの保険」に付加。7月中旬以降の発売を予定している。
契約者自身が撮影した被災状況の写真をもとに、床上もしくは地盤面から45センチ以上の浸水などと判定された場合に適用される。
近年、全国各地で豪雨が発生。被災者へのアンケートなどを通じて、被災直後にさまざまな費用支出が生じる実態を確認した。このため、鑑定人などの現場立ち合いを経て保険金が支払われる前に、当座の資金として初期費用保険金を支払う。
同社は2021年3月、地震の震度に応じて最短3日で保険金を受け取れる商品を開発。水災害に際しても、早期の資金ニーズに応える。