埼玉りそな銀、福岡社長が埼玉大で講義 地域担う人材育成
2022.05.13 21:22
埼玉りそな銀行は5月13日、埼玉大学で福岡聡社長による寄付講義を実施した。地域経済を担う人材育成を目的とした教育の一環。同大学での講義は14年目。コロナ禍で20年度は休講したが、包括協定を結んだ2008年から続いている。
22年度は4月15日〜8月5日に15回の講義を実施する。135人が受講登録した。講義には同行の役員や部長が登壇し、個人・法人向けのサービスや子会社「ラボたま」の地域活性化への取り組みなどを紹介する。
同行だけでなく埼玉県やさいたま市の自治体職員、志木市長、温泉道場やセキ薬品など県内6社の会長・社長なども外部講師となる予定だ。
22年度の3回目講義に登壇した福岡社長は、「地域と金融」をテーマに地域金融機関の役割やりそなグループの取り組みを説明。地域課題解決ビジネスやSDGs(持続可能な開発目標)、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の施策を紹介した。
福岡社長は、「金融だけではなく、さまざまな知識に触れることが大切。この講義が皆さんの判断軸を形成する糧になれば」と話した。