三井住友FG、22年3月純利益37.8%増の7066億円 経済活動が回復
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三井住友フィナンシャルグループ(FG)が5月13日に発表した2022年3月期純利益は、前の期比37.8%増の7066億円だった。会社予想の6700億円を上回った。ロシア・ウクライナ情勢によってマイナス影響を受けたが、コロナ禍で抑えられていた経済活動の回復などからグローバルやホールセールで増益を確保した。
ロシア・ウクライナ情勢について、フォワードルッキングを含む引当や減損によりマイナス影響は最終益で約1000億円を計上。同情勢では22年度も不透明な状況が続くとみる。
証券取引等監視委員会から金融商品取引法違反容疑(安定操作)で告発を受けたSMBC日興証券の事案では100億円程度が影響した。23年3月期への影響は200億円程度となる見通し。
23年3月期純利益予想は前期比3.3%増の7300億円を見込む。同日、会見した太田純社長は「国内外のビジネス環境は良い地合いが続いているので、目標達成は十分可能だ」と述べた。