三井住友FG、22年3月純利益37.8%増の7066億円 経済活動が回復
2022.05.13 20:12.jpg)
三井住友フィナンシャルグループ(FG)が5月13日に発表した2022年3月期純利益は、前の期比37.8%増の7066億円だった。会社予想の6700億円を上回った。ロシア・ウクライナ情勢によってマイナス影響を受けたが、コロナ禍で抑えられていた経済活動の回復などからグローバルやホールセールで増益を確保した。
ロシア・ウクライナ情勢について、フォワードルッキングを含む引当や減損によりマイナス影響は最終益で約1000億円を計上。同情勢では22年度も不透明な状況が続くとみる。
証券取引等監視委員会から金融商品取引法違反容疑(安定操作)で告発を受けたSMBC日興証券の事案では100億円程度が影響した。23年3月期への影響は200億円程度となる見通し。
23年3月期純利益予想は前期比3.3%増の7300億円を見込む。同日、会見した太田純社長は「国内外のビジネス環境は良い地合いが続いているので、目標達成は十分可能だ」と述べた。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- 横浜銀や静岡銀など20行庫、生成AIの実装拡大へ 検証結果・最善策を共有
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に