新生銀、22年3月純利益204億円に半減 中期ビジョンで3年後700億円めざす
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新生銀行は5月13日に発表した2022年3月期純利益は、前の期比54.8%減の204億円だった。金利上昇の影響を受け保有債券の売却関連損失117億円を計上したほか、法人業務で大口の貸倒引当金繰り入れが響いた。
業務粗利益は同2.0%減の2175億円。実質業務純益は14.1%減の621億円。与信関連費用は27億円増えて311億円となった。
同日、グループ中期ビジョンを公表し、3年後に連結純利益700億円達成を目標に掲げた。新行名「SBI新生銀行」を株主総会へ提案することも発表した。
23年3月期純利益は前期比71.7%増の350億円を予想する。会見した川島克哉社長は、「中期ビジョンの初年度として成長への体制整備を図る」と強調した。