三井住友THD、22年3月純利益18.9%増 業務純益は最高更新
2022.05.12 20:05
三井住友トラスト・ホールディングス(THD)が5月12日に発表した2022年3月期純利益は前の期比18.9%増の1691億円だった。手数料ビジネスがけん引した。23年3月期予想は12.4%増の1900億円を見込む。
22年3月期の実質業務純益は同17.4%増の3461億円と、統合後の最高益を更新した。実質業務粗利益は同9.3%増の8082億円で、このうち手数料収入は11.7%増の4370億円。不動産仲介や投資運用コンサルティングなどが伸長した。一方、経費は3.9%減の4621億円となった。
同日、会見した高倉透社長は「信託銀行グループらしい手数料ビジネスが伸びた。稼ぐ力を実感した1年となった」と述べた。23年3月期は人的資本、DX・デジタル領域に投資し、実質業務純益は3100億円を予想する。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 福島銀、貸金庫サービスを廃止 26年3月末で
- 改革の旗手 藤原一朗・名古屋銀行頭取、「健康経営」で日本変える
- 高知銀、投信販売体制を再構築 営業店はマス層のみに
- おくやみ 濱詰健二氏が死去 小浜信用金庫理事長
- 埼玉県と県産業振興公社、業態超え新現役交流会 全国初、同一県の9機関協力
- 中企庁、成長企業の人材課題解決 中小機構が3事業本格化
- 東海東京FHD、地域銀と合弁証券好調 預かり資産3兆円突破