SBIHD、大光銀と資本業務提携 株式3%取得へ
2022.05.12 17:48
SBIホールディングス(HD)は5月12日、大光銀行と戦略的資本業務提携を締結した。資本提携は、同社100%子会社のSBI地銀ホールディングス(HD)が同行の発行済み株式の3%を上限に取得。同行は3億円を取得価額の上限として同社の株式を買い取る。
業務提携は、勘定系を含む次世代バンキングシステムやスマホアプリなど同行のDX(デジタル・トランスフォーメーション)化を支援する。このほか、地元企業を支援する共同ファンドの設立やDX推進、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを後押しする。
これまでSBI証券と同行は、金融商品仲介などで協業していた。今回の資本業務提携により、関係を強化して共同事業に取り組む。
SBIHDは「第4のメガバンク構想」を打ち出し、これまでに島根銀行、福島銀行、筑邦銀行、清水銀行、東和銀行、筑波銀行のほか、きらやか銀行と仙台銀行を傘下に持つじもとホールディングスと資本提携を結んでいる。2021年12月には新生銀行を買収した。今回、大光銀は9行目となる。