イオン銀、相続相談の1号店オープン 全国展開も視野

2022.05.11 04:26
店舗 相続
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テープカットする小林社長(右から3人目)、山田エスクロー信託の山田晃久会長(同2人目、八重洲支店、5月10日)
テープカットする小林社長(右から3人目)、山田エスクロー信託の山田晃久会長(同2人目、八重洲支店、5月10日)

イオン銀行は山田エスクロー信託と遺言信託および遺産整理で業務提携し、5月10日に相続関連業務の取り扱いを開始した。同日、リニューアルオープンした八重洲支店が同サービスの取り扱い第1号店となった。将来的に、全店舗へのサービス展開を見込む。


山田合同事務所は、2008年から同行住宅ローンの登記業務委託を受けている。25年には団塊世代が75歳以上になるなど、〝大相続時代〟の到来による相続ニーズの高まりから今回の業務提携に至った。


イオン銀は相続相談を希望する顧客をトスアップすることで紹介料を受け取る。紹介件数などの目標は設定せず、当面は八重洲支店のみで取り扱う。ニーズ次第で約140店舗ある全店での展開を検討する。


山田エスクロー信託の専門家は店舗に常駐せず、同行から紹介を受けて、テレビ窓口によるオンライン相談を中心とする。予約では対面相談も受け付ける。


リニューアルした八重洲支店は、JR東京駅直結の八重洲地下街に位置し、個室ブースやATM2台を設置。同行ではショッピングモールなどと独立した6店舗目の路面店舗だ。


同日、八重洲支店のオープニングセレモニーを開催。小林裕明社長は「アクセス良好で20時まで営業しており、仕事をされているお客さまの昼休みや会社帰りに相談できる店舗を目指した」と挨拶。松島裕樹支店長は「リニューアル前の店舗前を通る人は1日100人程度だったが、ヤエチカには(コロナ前で)1日約15万人もの往来があるという。親しみやすい店舗とし、取引やPRにつなげていきたい」と語った。

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