福岡ひびき信金、日本公庫と事業承継で協定
2022.04.27 09:41
福岡ひびき信用金庫(北九州市、井倉真理事長)は4月26日、日本政策金融公庫と事業承継支援に関する連携協定を締結した。九州地区の金融機関が日本公庫と事業承継分野で協定を結ぶのは初めて。
福岡ひびき信金は、日本公庫の全152カ店のネットワークを活用して、後継者不在の取引先に県外企業も視野に入れた第三者承継の実現を目指す。また、2022年度に事業承継セミナーを共催。両金融機関の取引先に事業承継の周知やニーズ発掘に取り組む。
同信金は17年に取引先組織「ひびしん同友会」の会員企業約1500先を調査し、約6割が「後継者が不在」か「未定」と回答した。井倉理事長は「双方の情報やネットワークを生かして、より多くの企業の存続に努めていきたい」と強調した。