南日本銀、地元名菓の知名度アップ支援 高校生がアイデア競う
2022.04.20 20:49
南日本銀行は4月20日、高校生が地元名菓「マイケーキ」のアレンジ方法を競うコンテストを開いた。マイケーキは鹿児島県内で知られる洋菓子だが、若年層への知名度向上が課題になっており、若い世代のアイデアを生かす狙い。高校生が地域の魅力を再認識する機会にもつなげたい考え。
「ケーキ de 景気回復プロジェクト」コンテストに参加したのは鹿児島城西高校パティシエコースの生徒。1チーム4人の計24人が作品を競った。挨拶した吉留昌彦取締役営業統括部長は「コンテストでの経験がそれぞれの夢の実現に向けたエールになれば」と話した。
グランプリの鹿児島未来賞には抹茶ソースや焼酎「白波」を混ぜたチョコレートソースを使ったケーキが選ばれた。受賞チームの生徒は「地元食材を多く使っており、観光客などに食べてもらえれば」と笑顔を見せた。
マイケーキを製造する柿原製菓の角元良郎社長は「社内で断念したアイデアが作品になっており、気づきが得られた」と振り返った。
グランプリ作品は鹿児島サンロイヤルホテルで期間限定商品として提供される。同ホテル料理長で世界料理オリンピック銀メダリストでもある天川伸也氏の指導を受けられ、同ホテルでの厨房体験も行われる。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%