全産業DIが6ポイント悪化 日銀静岡支店
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日本銀行静岡支店が4月1日に公表した静岡県の3月短観(全国企業短期経済観測調査)は、全産業の業況判断DIが前回調査(21年12月)から6ポイント悪化し、マイナス5となった。
製造業では、木材や紙・パルプなどの素材業種が軒並み悪化。新型コロナ感染拡大に伴う企業向け製品の需要低迷、燃料価格の上昇などが影響した。非製造業では、製造業における減産により、運輸・郵便が14ポイント悪化した。
需給判断では、原材料価格の高騰などで仕入価格が大幅に上昇した。それに伴い販売価格も上がり、05年12月調査以来最高値を更新。全業種で値上げに踏み切る動きが広がっている。
設備投資に関しては「需要の増加や各種補助金活用を背景に、コロナ禍で止まった設備投資案件が動き出している」(野見山浩平支店長)とした。
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