肥後銀、JBIBに入会 生物多様性保全へ銀行初
2022.04.02 04:50
肥後銀行は4月1日、企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)に正会員として入会したと発表した。会員企業との共同研究などを通じて、生物多様性保全の取り組みを強化する。銀行界で同組織に入会するのは初めて。
JBIBは、生物多様性の保全を目指して積極的に行動する企業のネットワークで、2008年に発足した一般社団法人。企業と生物多様性に関する研究や、ステークホルダーとの対話と連携、国内外への好事例の情報発信などに取り組んでいる。正会員数は32社で、MS&ADインシュアランスグループホールディングスやPanasonic、味の素などの大手企業が名を連ねる。
同行はこれまで森林保全・地下水保全活動を目的とした阿蘇大観の森の植樹や、阿蘇水掛けの棚田での稲作などを通じて、独自の生物多様性の保全の取り組みを展開してきた。経営企画部は「JBIBの活動を通じて知見やノウハウを高め、持続可能な地域社会の実現に貢献していく」としている。