肥後銀、JBIBに入会 生物多様性保全へ銀行初
2022.04.02 04:50
肥後銀行は4月1日、企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)に正会員として入会したと発表した。会員企業との共同研究などを通じて、生物多様性保全の取り組みを強化する。銀行界で同組織に入会するのは初めて。
JBIBは、生物多様性の保全を目指して積極的に行動する企業のネットワークで、2008年に発足した一般社団法人。企業と生物多様性に関する研究や、ステークホルダーとの対話と連携、国内外への好事例の情報発信などに取り組んでいる。正会員数は32社で、MS&ADインシュアランスグループホールディングスやPanasonic、味の素などの大手企業が名を連ねる。
同行はこれまで森林保全・地下水保全活動を目的とした阿蘇大観の森の植樹や、阿蘇水掛けの棚田での稲作などを通じて、独自の生物多様性の保全の取り組みを展開してきた。経営企画部は「JBIBの活動を通じて知見やノウハウを高め、持続可能な地域社会の実現に貢献していく」としている。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 福井銀、野村証券と包括提携2年 預かり残高5000億円超
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- メガバンク、上場廃止増えLBOローン好調 三菱UFJ銀は管理高度化
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%