肥後銀、SDGsで三井住友海上と包括連携
2022.03.31 19:31
肥後銀行は3月31日、三井住友海上火災保険と「SDGs(持続可能な開発目標)に関する包括連携協定」を締結した。両者が持つ強みを生かし、SDGsの取り組みを推進。持続可能な社会の実現への貢献を目指す。
今回の連携内容は、①SDGsの推進②気候変動への対応③生物多様性の保全④防災・減災――など。SDGsの推進では、行内での理解浸透を目的とした研修、取引先企業のSDGs推進を後押しするコンサルティングや研修を行う。
気候変動では、関連の勉強会や脱炭素啓発セミナーを開催。肥後銀のサステナビリティ・リンク・ローン(SLL)やポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)、三井住友海上の天候デリバティブなど、金融や保険商品を提供する。
生物多様性では、保全に関する行員向け勉強会、自治体や地域住民向けの森林、地下水の保全活動などに取り組む。防災・減災では、行内外に向けた意識向上を目的とするセミナーの開催、地域経済の強靭化に貢献する。
笠原慶久頭取は「当行の金融商品と三井住友海上の保険商品を活用して、気候変動やカーボンニュートラルの問題に取り組む」と話した。