前橋財務事務所、金融機関と専門家の意見交換会開く
2022.03.15 21:46
前橋財務事務所は3月15日、「事業者支援態勢強化に向けた意見交換会」を初開催した。地域金融機関と群馬県産業支援機構などが擁する専門家との人脈構築や意見交換を通じて地域の企業支援を強化する狙い。
群馬銀行、東和銀行のほか7信用金庫と3信用組合から本部・営業店の行職員が2人ずつ参加した。専門家は、同機構が運営する「よろず支援拠点」や中小企業再生支援協議会、事業承継・引継ぎ支援センター、信用保証協会、中小企業診断士協会などから招いた。
よろず支援拠点と再生支援協の基調講演の後、4グループに分かれて意見交換した。本業支援、経営改善・再生支援、事業引き継ぎ支援の3テーマについて行職員が事前に記入したアンケートに答える形で専門家がアドバイス。「業務量が多いなかで専門知識の習得が課題」との意見には「中小企業再生支援協議会が4月から始める半年間のトレーニー制度を活用して欲しい」(同協議会の松田正義・統括責任者)などと答えていた。名刺交換の時間も設けた。
前橋財務事務所の巾田由則所長は「金融機関と支援機関の担当者同士が横のつながりを持てるように後押ししていく」と話した。