北海道銀、生産者と動物園をマッチング バナナの葉 ゾウのエサに

2022.03.08 19:39
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バナナの葉・茎に夢中のアジアゾウ(3月8日、札幌市中央区の札幌市円山動物園ゾウ舎)

北海道銀行は、バナナ生産者と札幌市円山動物園のマッチングに成功。栽培を通じて出るバナナの葉や茎900キログラムがアジアゾウのエサとして贈られ、3月8日、同動物園から生産者の友夢(ゆうむ)牧場(北海道新得町)と同行に感謝状が贈られた。


友夢牧場は酪農のほか、乳牛のふん尿を利用したバイオガス発電の排熱でバナナやメロンをハウス栽培している。これまで廃棄か肥料にするなどしてきたバナナの葉や茎を資源ととらえ、同行がマッチング。園内のアジアゾウ全4頭は、2018年にミャンマーから来園。葉や茎で、自然により近い環境を整え、教育的な展示にも役立てる。


園内のゾウ舎に穴を掘り、並木状に葉・茎を立てて、給餌。ゾウたちは巨体で一気になぎ倒し、足で押さえ、鼻で葉を引きはがすなどして、口に運んでいた。22年の秋ごろにも、再度贈呈することを検討している。


感謝状贈呈式でゾウ舎を訪れた同行の兼間祐二頭取は「きっかけは、インターンシップの学生から出た廃棄農産物活用のアイデア。多くの子どもたちにアジアゾウを見てもらい、喜んで欲しい」と。同行は、おびひろ動物園(北海道帯広市)や旭川市旭山動物園(北海道旭川市)との間でも、農産物生産者とのマッチングに取り組んできた。

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