延岡信金、創業計画セミナー開く　業務部職員が講師担当

延岡信用金庫（宮崎県、黒木哲也理事長）は10月18日、本店会議室で「創業計画セミナー」を開催した。主催は、同信金と延岡商工会議所が共同で運営する「スタートアップ支援センター」で、講師は同信金業務部の職員が初めて担当した。

センターは創業に関する相談会や勉強会を定期的に開催。延岡市創業補助金を申請するために受講が必要なセミナーも行っている。当日は建設や飲食、美容業などで創業を目指す14人が受講。事業の実効性を高める経営戦略の立て方、創業計画書の作り方などを学んだ。

講師を務めたのは業務部企業支援課の瀧口一喜課長と横山貴之次長。従来は外部講師に依頼していたが、内容をリフレッシュし、地元の創業支援に関する情報の提供を強化するため、自前で講師を担うことにした。

瀧口課長は「創業は孤独と言われるが、地元金融機関を頼って」と呼びかけた。意見交換の時間を多めに設けたこともあり、受講者からは「ほかの参加者の考え方を聞けてよかった」との声があった。