スルガ銀、外国人向けオートローン 5カ国語対応 全国に販売
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スルガ銀行は、在留外国人への対応強化の一環で、永住権を持たない外国人向けのサービスを本格的に展開する。第1弾として2月28日、オートローン「外国人応援プラン」の取り扱いを開始。併せてコールセンターに「電話de通訳」を導入し、5カ国語での相談に対応する。第2弾にはリフォームローンなどを予定する。
誰もが金融サービスを受けられるようにするファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)実現の一環。「外国人応援プラン」は、「仕事や日常生活で車やバイクを必要とするものの、ローンを利用することが出来ず、不便を感じている在留外国人がいる」ことから取り扱いに至った。
申し込みはインターネットで受け付ける。契約後に専用カードを発行してコンビニATMでの返済が可能なため、日本全国の外国人が利用できる。
対象は日本国内に居住し、就労に制限がない在留資格を持ち、申込時に在留期限が6カ月以上あるなどが条件。資金使途は、車やバイクの購入、免許取得費用などで、事業用車両の購入は対象外とする。
融資金額は10万円以上300万円以内。期間は在留期間内で6カ月以上10年以内。金利は固定で審査に応じて年6%、9%、12% を適用する。利用期間中に帰国する場合は、帰国10日前までに全額の返済が必要。
同プラン開始に併せて導入した「電話de通訳」により、同行コールセンターは5カ国語に対応する。ポリグロットリンク(東京都台東区)の仕組みを活用し、英語、ベトナム語、中国語、ポルトガル語、スペイン語で応対可能。
外国人顧客から着信の際は、オペレーターが同社の通訳センターに接続。顧客、通訳センター、コールセンターの三者間で、通訳を交えた会話により、商品やサービス内容などの相談に対応する。
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