静清信金、漆の苗木50本植樹 静岡の文化財を守る

2022.02.25 20:42
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漆の苗木を植える鈴木常務理事(左、2月25日)
漆の苗木を植える鈴木常務理事(左、2月25日)

「漆を植えて静岡の文化財を守ろう」――。静清信用金庫(静岡市、佐藤徳則理事長)は2月25日、創立100周年事業の一環で、茨城県産の漆の苗木50本を「オクシズ漆の里協議会」に贈呈。同日に役職員10人を含む合計約20人で、同市内の山「ダイラボウ」で植樹した。


約0.6ヘクタールの土地に、深さ30〜50センチの穴を掘って苗木50本を植えた。今後は土地の管理を担うほか、クラウドファンディングを通じた同協議会の資金調達などもサポートする。


静岡県の伝統工芸品は漆を利用するものが多いが、そのほとんどを輸入に頼っている。同信金は、国内漆産業の衰退を抑止するため「オクシズ『漆の里』プロジェクト」を進める同協議会に2021年2月に参画した。


鈴木義行常務理事は「今後も伝統文化の承継、新たな産業構造の創造、循環型社会の構築を目指し、プロジェクトの活動に全力を尽くす」と話した。

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