名古屋銀、PIF第1号を締結 企業のサステナ経営支援
2022.02.25 20:37
名古屋銀行は2月25日、日本エコシステム(愛知県)と「ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)」による融資契約を締結した。PIFは同行が加速させているサステナブル経営支援策の一つで、第1号案件となった。
今回実行したのは、環境事業や公共サービス事業などを手掛ける日本エコシステム。資金使途は事業資金で融資金額は1億円。融資・モニタリング期間は5年間とした。
PIFは、企業の事業活動について環境や社会に与える影響を分析。そのうえでポジティブインパクトの向上と、ネガティブインパクトの低減に向けた取り組みを支援する融資。サステナビリティ経営に向けて設定したKPIを基に、毎年モニタリングを行う。実行に際しては、格付投資情報センター(R&I)から第三者意見を取得した。
未来創造業を掲げる同行では、「外部環境の変化に伴うお客さまのニーズにいち早く対応し、伴奏支援するための商品を充実させていく」(横田真一常務)としている。
関連記事
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%