(更新)コンコルディアFG、新社長に片岡執行役員 新中計スタートで交代
2022.02.22 16:54
コンコルディアフィナンシャルグループ(FG)は2月22日、大矢恭好社長(59、横浜銀行頭取)の後任として片岡達也執行役員(55、東日本銀行取締役)が就任するトップ人事を発表した。6月の株主総会後の取締役会を経て正式決定する。経営の若返りを進めるのに合わせ、大矢氏は体調不良もあって退任する。横浜銀でも4月1日付で片岡氏が頭取に就き、大矢氏はFG社長と同様に退く。
4月スタートの新中期経営計画に合わせて経営を刷新する。18年に横浜銀頭取となった大矢氏は20年にはコンコルディアFG 社長に就任。現中計をリードし、システムや店舗、人材、営業スタイル、業務プロセスなど〝レガシー〟の構造改革を断行。デジタル分野の改革や人材育成にも道筋もつけた。
横浜銀出身の片岡氏は、東日本銀との経営統合や資産運用会社の設立などに手腕を発揮した。東日本銀取締役に就いてからは、業務改善命令解除に向けて内部管理体制の強化や黒字転換に尽力した。
コンコルディアFG次期社長の片岡執行役員
同日の会見で片岡氏は、「若手を中心に挑戦し、覚悟を持ってやりきる風土を醸成したい。その上でお客さまの期待以上に応えていく」と語った。
片岡 達也氏(かたおか・たつや) 神奈川県出身、55歳。1990年東京理科大卒、横浜銀入行、ロンドン駐在員事務所長、個人営業部長などを経て18年4月コンコルディアFG執行役員、19年4月横浜銀執行役員、同12月コンコルディアFG執行役員兼東日本銀取締役。