四国地区信金協会、「ロープレ大会」開催 会長賞に愛媛信金の西村氏
2025.09.22 09:51
四国地区信用金庫協会(大橋和夫会長=高松信用金庫理事長)は9月20日、高松市内のホテルで「得意先係ロールプレイング大会」を開催した。管内9信金(徳島、阿南、高松、観音寺、愛媛、宇和島、東予、川之江、幡多)の職員が一人ずつ出場し、対話力や傾聴力を発揮して提案スキルなどを競い合った。
演技は過去に手形貸付(200~300万円)の融資取引実績がある建設会社の社長(61歳)との応対を想定。「金利ある世界」への転換に伴う貸出金利の引き上げ説明に加え、抱えている経営課題を引き出し、経営者に寄り添う姿勢を心掛けることをポイントとした。
出場者は15分の持ち時間で、事前に準備した資料などを示しながら、分かりやすい話し方や経営者が関心を示すような情報提供や提案内容に工夫を凝らした。
審査の結果は会長賞(最優秀賞)に愛媛信金の西村拓也氏、審査委員長賞に幡多信金の安田和樹氏、審査委員奨励賞に高松信金の菰渕優輔氏が選ばれた。会長賞の西村氏は「上司などと積んできた練習の成果を出せたことが良かった」と喜びを口にした。