日銀名古屋支店、「持ち直しの動き一服」下方修正 東海3県の金融経済動向
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日本銀行名古屋支店は2月18日、東海3県の金融経済動向を発表した。総括判断は「持ち直しの動きが一服している」とし21年9月以来、5カ月ぶりに下方修正した。
輸出と生産が「オミクロン株の拡大や半導体不足などによる自動車の減産が影響」したことが主因。個人消費についても「対面サービスの客足減少」などを受け「持ち直しの動きが一服」とした。
住宅投資は、在宅勤務の増加などを要因にプラスだったものが落ち着いてきたことから「横ばい圏内」として前回の「持ち直している」から1年9カ月ぶりに引き下げた。
林新一郎支店長は会見で、コロナ禍の長期化が金融機関に与える影響について「信用コストは非常に低い状況が続いている。多少、増加したとしても耐えられる体力は保持している」と述べた。
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