日銀名古屋支店、「持ち直しの動き一服」下方修正 東海3県の金融経済動向
2022.02.18 19:10.jpg)
日本銀行名古屋支店は2月18日、東海3県の金融経済動向を発表した。総括判断は「持ち直しの動きが一服している」とし21年9月以来、5カ月ぶりに下方修正した。
輸出と生産が「オミクロン株の拡大や半導体不足などによる自動車の減産が影響」したことが主因。個人消費についても「対面サービスの客足減少」などを受け「持ち直しの動きが一服」とした。
住宅投資は、在宅勤務の増加などを要因にプラスだったものが落ち着いてきたことから「横ばい圏内」として前回の「持ち直している」から1年9カ月ぶりに引き下げた。
林新一郎支店長は会見で、コロナ禍の長期化が金融機関に与える影響について「信用コストは非常に低い状況が続いている。多少、増加したとしても耐えられる体力は保持している」と述べた。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金界、「ことら送金」240信金に拡大 周知姿勢で温度差も